「2024年に固定電話が終了するので光回線に切り替えが必要です!」
そんな勧誘の電話が来たことがありませんか?
安心してください。2024年以降も固定電話は利用できます。
では2024年以降の固定電話は何が変わるのでしょうか?
この記事を読めば2024年以降の固定電話の詳細と変更点がわかります!
この前、ネットで2024年1月以降に固定電話が終了しますって書いてあったような気がするけど、自宅の固定電話は使えなくなってしまうのかな?
いや、実際には2024年1月以降も家の固定電話は利用できるよ!
じゃあ一体何が変更になるのか。
わかりやすく解説していきます!
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メタルIP電話へ移行
NTT東日本、NTT西日本により正式な発表
NTT東日本、NTT西日本は2022年1月20日に固定電話のIP網移行後のサービスについて発表しました。
この発表から悪質まがいな代理店勧誘も増えると予想されますので注意したいです。
実際の移行図
参照:総務省 固定電話網の円滑な移行
固定電話とメタルIP電話の違い
固定電話とは?
NTT東西が提供する加入電話のこと。
アナログ電話やISDN電話のことを指します。
電話局から一般宅までメタル回線(銅線)を使用してサービスを提供しています。
アナログ、ISDN、ADSLはすべてメタル回線です。
電話局から先の電話ネットワークはPSTN網(公衆交換電話網)を使用します。
NTTが独自に作り上げたネットワークで高品質、高信頼が特徴です。
メタルIP電話とは?
NTT東西が提供しているIP網の中継ルータと変換装置を使用し現行のメタル回線へ信号を流すサービスのこと。
なぜPSTN網からIP網へ?
設備の老朽化
PSTN網は電話交換機等で構成されるネットワークが、2025年頃に中継交換機が寿命を迎えてしまいます。
さらに交換機の製造はすでに終了していて交換もできません。
そういう背景からNTTでは2024年1月以降にPSTN網からIP網へ変更をかけます。
固定電話加入者数の減少
携帯電話の高機能化と普及が進むに連れて、一般家庭での固定電話の利用価値、必要性が減少してきました。
総務省が2020年5月に発表したデータ固定電話加入者数
- 2001年度末 約6133万契約
- 2010年度末 約3957万契約
- 2018年度末 約1996万契約
上記の数字を見ても軒並み減少傾向です。
今後も加入者が増える見込みはありませんね。
確かに固定電話はほとんど使ってないかな。
スマートフォンで通話できるし、新規で加入する人も減ってきてるのは事実かもね。
IP網移行後の問題点
なにか工事とか必要なの?
IP網に移行するときは工事は不要だよ!
電話局の中でPSTNからIP網へ変更をかけるから、家の外の電話線とかもそのまま利用できるよ!
新規の手続き不要
加入者の方は特に手続きをすることはありません。
工事等も不要です。
いままで通り利用できます!
廃止されるサービス
ただ一部IP網では使用できない回線が出てきます。
・ビル電話
・着信用電話
・INSネット(デジタル通信モード)等
代表的なのはこの辺かと思います。
法人回線で昔よく使われていましたよね。
法人の通信関係の窓口の方は一度回線の見直しをお勧めします!
悪質なセールスに注意!
このIP網の切り替えに伴って悪質なセールスが増えると予想できます。
考えられるセールストークとしてこんなトークが予想できます。
・『今の電話線が使えなくなるので新しく光回線に変更が必要』
・『固定電話のサービスが終了します。光回線へ切り替えてください』
・『古い電話は使えなくなるので新しいデジタル電話を購入してください』
特に何も対応する必要はないね!
廃止されるサービスを利用している方は切り替えが必要になるからNTTに相談してね!
まとめ
PSTN網からIP網への移行は決定事項です。
一部IP網への移行により変更点がありますが、加入者の基本的な負担はありません。
悪質な勧誘にも注意しましょう!
ただ、今後光サービスはどんどん進化すると予測できます。
光回線を申し込んだ方で工事の方法が気になる方はこちらの記事も読んでみてください!
ではまた!
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