今現在、Wi-Fiが主流になってきましたね!
ひと昔(十数年以上前)は有線LANがメインで無線接続はあまり多くなかった気がします。
そんな無線LANの認定規格のうちの一つWi-Fi6について簡単に説明していきます!
この記事を読めばWi-Fi6のメリットデメリットが分かります!
この前Wi-Fiルーターを買おうと思ったんだけど、いろいろありすぎてよくわからなかったよ!
そもそもWi-Fi6ってなんですか?
簡単に説明するとWi-Fi6は今までのWi-Fiよりスマホやパソコンの通信がサクサクになる通信規格の名称。
今回はそんなWi-Fiを1から簡単に説明していくね!
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そもそもWi-Fiとは?
無線LANとWi-Fiの違い
まず基本からおさらいします。
パソコンやスマホで天気やニュースなど見ますよね。
その情報はインターネットに繋がっているからリアルタイムに閲覧できています。
インターネットの信号をやり取りするのに有線LANと無線LANの二通りの接続方式があります。
単純にケーブルで直接つなぐか、電波で飛ばして通信するかの違いです。
Wi-Fiとはこの電波で飛ばしてインターネットの信号をやり取りする無線LAN認定規格のひとつです。
無線LANとは無線通信で構築されたネットワークを指しWi-Fiは無線通信の一規格となります。
Wi-Fiは電波で通信することで無線通信の規格の一つってことね!
なぜWi-Fiと呼ぶ?
最初はこのWi-Fi読めなかったですよね?
ウィーヒーとかウィーファイとか読んでましたよね?
私は読みました。
話を戻すとWi-Fiという言葉は『Wireless Fidelity』という言葉が由来だと言われています。
もともとアメリカの「Wi-Fi Alliance」という団体が機器間で相互接続が認められた製品にWi-Fiのロゴをつけることを認めたところから始まります。
私も読みました・・ウィーヒー・・
Wi-Fi6とは?
Wi-Fiのことはわかりました!
Wi-Fi6って何なの?
Wi-Fi1とかWi-Fi3とか聞いたことがない気がするけど・・・
Wi-Fi1からWi-Fi3の名称はないんだ。
この数字の意味を説明するね!
Wi-Fiの規格
ちょっと難しくなるけどWi-Fiの規格を決めているのはアメリカのIEEE(アイ・トリプル・イー)という学会です。
IEEEではさまざまな規格の標準化活動が行われており、無線LAN関係では『11』というワーキンググループが担当し、Wi-Fi規格は1997年に標準化され『IEEE.802.11』の後ろにアルファベットをつけて世代を表すようになりました。
なんかこの『IEEE.802.11』って無線ルーターに書いてあった!
アメリカのIEEE(アイ・トリプル・イー)という学会
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、アメリカの非営利技術団体で、エレクトロニクス、電気工学、コンピュータ科学、通信などの分野で広く認知されています。
IEEEは1884年に設立され、技術の発展を促進し、専門家の知識と技術の交流を促進することを目的としています。
世界中に数十万人の会員を持ち、専門分野ごとに数百の技術委員会や学会が存在し、特定の技術や分野に関する最新の研究や開発に関与している。
また、多くの学術誌やカンファレンスプロシーディングを発行しており、これらは技術的な知識の最前線を反映しています。IEEE Xploreデジタルライブラリーは、これらの出版物へのアクセスを提供しています。
IEEEは、Wi-Fi(IEEE 802.11シリーズ)やイーサネット(IEEE 802.3シリーズ)など、多くの重要な技術標準を策定し、技術の互換性と標準化が推進されています。
さらに、技術者や研究者向けに教育プログラムや専門資格を提供し、技術者のキャリア開発を支援しています。
IEEEは、技術革新と専門知識の共有を通じて、世界中の技術者や研究者に影響を与え続けている。
Wi-Fi規格の歴史
この表を見れば数字の意味が分かります。
世代 | 規格名 | 周波数 | 最大速度 | 名称 |
第1世代 | IEEE802.11 | 2.4GHz帯 | 2Mbps | – |
第2世代 | IEEE802.11a | 5GHz帯 | 54Mbps | – |
IEEE802.11b | 2.4GHz帯 | 11Mbps | – | |
第3世代 | IEEE802.11g | 2.4GHz帯 | 54Mbps | – |
第4世代 | IEEE802.11n | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 660Mbps | Wi-Fi4 |
第5世代 | IEEE802.11ac | 5GHz帯 | 6.9Gbps | Wi-Fi5 |
第6世代 | IEEE802.11ax | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 9.6Gbps | Wi-Fi6 |
Wi-Fiの数字は世代の数字なのが分かります。Wi-Fiとして呼ばれたのは第4世代からになります。
Wi-Fiは世代を超えるにつれて最大速度が大きく向上しています。
例えばWi-Fi4は最大速度660Mbpsですが、この数字は1GB分のデーター転送に最速でも12.1秒かかると言われています。
しかしWi-Fi6では最大速度が9.6Gbpsとなり最速0.8秒で1GB分のデーター転送ができるようになりました。
要するにIEEE802.11ax(規格名)だとわかりづらいからWi-Fi6(名称)って呼ぶことにするよ!ってことだね。
次世代Wi-Fi7とは?
Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)は、最新の無線通信規格で、以下の点が特徴。
- 超高速通信: 最大速度は約30Gbpsで、これにより非常に速いデータ転送が可能。
- 広帯域: 6GHz帯域を含む3つの帯域(2.4GHz、5GHz、6GHz)を利用して、ネットワークの混雑を軽減し、高速通信を実現します。
- OFDMAとMU-MIMOの強化: より多くのデバイスが同時に効率的に通信できるよう、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)とMU-MIMO(Multi-User Multiple Input Multiple Output)がさらに改善されています。
- 低遅延: より低い遅延で、オンラインゲームやストリーミング、VRなどのリアルタイムアプリケーションに対応します。
Wi-Fi 7は、高速で信頼性の高い無線通信を提供し、特に多くのデバイスが同時に接続される環境での性能を向上させることを目指しています。
Wi-Fi6導入のメリット
Wi-Fi6は速度が速くなることだけなんでしょうか?
Wi-Fi6を使うことで、日常生活などにどのような違いが出るのか。従来のWi-Fiと比べると3点の特徴が挙げられます。
安定性の高い高速通信の実現
上記の表のとおり、Wi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsでしたが、Wi-Fi6では最大通信速度は9.6Gbpsと約1.4倍になります。
さらに、Wi-Fi5では5GHz帯のみ対応していたのに対して、Wi-Fi6は2.4GHz帯/5GH帯を状況に応じて使い分けることが可能になるため以前より安定して通信が可能になります。
ちなみに2.4GHz帯は周波数が低いから遠くまで届きやすい。
5GHz帯は周波数が高いから遠くまで届きにくいが、
近距離なら速度が安定し途切れにくいって覚えとけばOK。
今までより、ネットゲームの配信が安定したり、8Kや4Kなどの高画質も配信可能になります。より快適になるってことですね!
複数の端末を同時に接続しても電波が届きやすい
これまでのWi-Fiは複数の端末を一度に接続してしまうと通信速度が低下してしまいました。
しかし、Wi-Fi6では直交周波数分割多元接続(OFDMA)という技術が採用されており、一つの通信で複数台の端末に電波が届くようになります。
だんだん難しくなってきました・・・
多対1の時(複数の電波が纏まった時)に、いろんな電波を周波数で区別できる技術ってことだね!
このOFDMAによって通信の混雑、順番待ちがなくなって同時に多くの端末が通信できるようになります。とくにネットゲームなんかは接続数が多いから快適に感じます。
省エネでバッテリーが長持ちする
昔よく携帯電話のバッテリーの減りが速いから、Wi-Fiの接続切っておこうってやったことありませんか?これは端末が常にデータのやり取りをしているので、アイドリングの状態になっています。
しかし、Wi-Fi6のTWT(Target Wake Time)技術では、Wi-Fiを飛ばす機器からスマホやPCなどへの通信信号のタイミングを調整してくれます。
通信してないタイミングの端末はスリープ状態へすることができるので電力が抑制され省エネにつながると言うことです。
Wi-Fi6のデメリット
Wi-Fi6対応の端末がまだ多くなく高額であると言えます。Wi-Fi6は2019年に登場したばかりの通信規格です。
結局、Wi-Fi6を利用するにはWi-Fi6対応の最新ルーターやWi-Fi6対応スマートフォンが必要になります。
ただ、今後はWi-Fi6対応が定番になっていくでしょうからエアコンやTVや家電類がIOTに対応し値段が落ち着いていくのではないでしょうか。
自分の利用用途で回線を選んでいくって感じですね!
まとめ
最新の規格Wi-Fi6はWi-Fi5より約1.4倍速く、4K8Kの高画質映像にも適しています。
また、複数の端末を同時に接続しても回線が安定し、端末のバッテリー消費を抑える技術も搭載されています。
ただ、対応機器はまだ高額なので自分の利用用途に合った回線選びが重要ですね!
記事に貼ってあるWi-Fi6ルーターはコスパもいいしスペックもいいから興味があったら見てみてね!
ではまた!