ドコモ光やソフトバンク光、フレッツ光回線などのNTT光回線やコラボ回線を申し込んだが、工事の前に準備するものがあるか知りたい!
実際の工事を担当している私からお話します。
準備が不足で工事が中止になるケースも有るからよく確認しておきましょう!
申し込んでからよくわからず工事日近くになりました。
準備しておかなきゃいけないものがあれば教えて下さい!
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事前に準備するもの(パターン別)
準備するものは申し込みの内容により変化します。
- ONUまでの工事
- インターネット接続依頼までの工事
- ひかり電話も申し込みの工事
- アナログ回線やISDN回線から光回線に移行する工事
光回線の詳しい工事方法は他の記事を参考に↓
ONUまでの工事
ONUとは光の終端装置の事で、光回線の信号を変換するものです。
工事の際に配線される光ケーブルが最終的にはこのONUに接続され、光信号を変換しWi-Fiルーターなどでインターネットを通信する仕組みです。
通常のお申し込みの方はこのパターンがほとんど。
準備するものはありません!
ただWi-Fiを工事後すぐに使いたい方はWi-Fiルーターを光事業者からレンタルするかご自分で購入している必要があります。
このONUだけではWi-Fiなどの無線接続はできません。
ONUとは
※ONUとは、光ファイバー通信において使用される機器の一つで、光信号を電気信号に変換する役割を持っています。ONUは「Optical Network Unit」の略で、主にFTTH(Fiber To The Home)などの光ファイバー接続サービスで利用されます。
ONUは、光ファイバー通信の重要な要素であり、通信の品質や速度に大きな影響を与えるため、適切な機器の選定や設定が重要です。
インターネット接続依頼までの工事
追加のオプション費用を支払い、工事の際にインターネット接続を依頼した場合に準備するもの。
ISPの書類
ISPとは(インターネットサービスプロバイダー)インターネット接続事業者のこと。
このISPから届く書類が必要(ショートメールで届くこともある)になります。
IPV4の接続方式の場合、インターネットに接続する際、ISPの接続IDと接続パスワードをルーターに入力しセッションを確立します。
工事の際にISPの情報がないとインターネットには接続できません!
もし工事前に届いてなけれな光回線事業者に確認をお願いします。
IPV4とは
※IPV4(Internet Protocol version 4)は、インターネット上でデバイスを識別し、通信を行うためのプロトコルの一つです。IPv4は32ビットのアドレス空間を持ち、約42億のユニークなIPアドレスを提供。アドレスは通常、10進数で表現され、4つのオクテット(例:192.168.1.1)で構成されます。IPv4は、データパケットのルーティングや転送に使用され、インターネットの基盤を支えています。しかし、インターネットの急速な成長により、IPv4アドレスの枯渇が問題となり、IPv6(Internet Protocol version 6)への移行が進められています。IPv6は128ビットのアドレス空間を持ち、ほぼ無限のアドレスを提供することができます。IPv4は依然として広く使用されていますが、将来的にはIPv6が主流になると考えられています。
ひかり電話も申し込みの工事
インターネットだけではなく、ひかり電話もお申し込み方はなるべく電話機をご用意してください。
特に、2番号の申込みやFAXでの利用が有る場合などは、ひかり電話ルーターの設定が必要になる。
その際に最終試験をするに電話機がないとできません。
また、ひかり電話の回線になると今までの一般回線(アナログやISDNなど)とは通信網が変わるため、かけられない番号が存在します。
その為、光回線等に電話機を設定する必要があります。
もし、当日に間に合わなければ電話機の説明書に載っているのでご自分でやってみましょう。
ひかり電話とは
※ひかり電話とは、光ファイバーを利用して音声通話を行う通信サービスのこと。従来のアナログ電話やISDNに比べて、高速で高品質な通話が可能であり、音声データをデジタル信号に変換して光ファイバーを通じて送信します。これにより、通話品質が向上し、ノイズや遅延が少なくなります。また、ひかり電話はインターネット回線を利用するため、同時にインターネット接続が可能であり、料金も比較的安価に設定されていることが多いです。さらに、ひかり電話は多くの場合、固定電話番号を持つことができ、緊急通報やFAXの利用も可能です。近年では、ひかり電話サービスを提供する事業者が増えており、家庭や企業での利用が広がっています。
アナログ回線やISDN回線から光回線に移行する工事
電話番号をアナログ回線やISDN回線から光回線へ移行する場合は特に注意が必要です。
まず、アナログ回線やISDN回線は通話回線として利用していますか?
それとも、警備回線やカラオケ回線、クレジット決済などの通信に使用していませんか?
通話用の回線としての使用であれば光回線に問題なく移行できますが、警備回線などの通信用に使用している場合は光回線に移行後に使えなくなる可能性があります。
工事前にかならず、各担当会社へ連絡し「光回線へ移行したいが問題ないか」と確認しましょう。
場合によっては機器の交換や料金の変更なども出てくると思います。
電話回線以外の通信方法とは
※クレジット端末の回線方法には主に3つの方式があります。1つ目は電話回線を利用する方法で、アナログ電話回線を通じて決済情報を送信します。2つ目はインターネット回線を使用する方法で、ADSLや光回線を介して高速でデータを送信でき、処理速度が速いのが特徴です。3つ目はモバイル回線を利用する方法で、携帯電話のネットワークを使って決済を行います。これにより、移動中でも決済が可能となります。各回線方法にはそれぞれの利点と欠点があり、店舗のニーズに応じて選択されます。
※警備回線の通信方法には、主に有線通信と無線通信があり、有線通信では電話回線や専用線を利用して警備システムと監視センターを接続し、安定したデータ伝送が可能です。無線通信では、無線LANや携帯電話ネットワークを利用し、柔軟性が高く、設置が容易ですが、電波状況やセキュリティ対策が重要です。また、IPネットワークを利用した通信方法も普及しており、インターネットを介してリアルタイムで監視データを送信することができます。これにより、遠隔地からの監視や管理が可能となり、効率的な警備が実現します。
※カラオケ端末の通信方法には主にインターネット接続と専用回線の2つがあります。インターネット接続では、Wi-Fiや有線LANを通じて、音源や歌詞データをクラウドからダウンロードし、リアルタイムで更新が可能です。専用回線の場合、専用の通信回線を利用して音源を送受信し、安定した通信が確保されます。これにより、ユーザーは最新の楽曲や情報を楽しむことができ、店舗側も管理が容易になります。
まとめ
工事の際に準備するものをまとめてみました。
特にインターネットの接続を依頼している方はISPの書類は必ず手元に用意しておきましょう。
また、テナントなどの通信回線を多数利用している場所の光回線への変更は各通信会社へ変更の相談をしておきましょう。
工事後のトラブルを防げますし、OPENが近いテナントは特に工事が中止にならないようにしたいですよね!
ではまた!