突然電話がかけられなくなった。
電話機を買い替えても使えない。
すごい雑音がする。
そんなお困りの方へ症状の確認と対策を解説します。
意外とご自身で直せることもあるから参考にしてください!
どこが悪いのかわかれば良いのですが・・・
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固定電話が使えない症状を確認
まず自分がどのケースに該当するか見てみましょう。
- 受話器から「ツー」音がしない
- 受話器から「ツー」音はするがボタン押しても相手に繋がらない
- 受話器から「ザーザー」と雑音がひどい
ケース別に原因と対処法を見ていきます。
受話器から「ツー」音がしない
この「ツー」とは【ダイヤルトーン】と呼び、電話局の交換機から送られてきている発信信号です。
もしこの「ツー」音が聞こえないとするならば、電話局から受話器のスピーカーまで信号が届いていないことになる。
考えられる原因
- 電話局から自宅間の電話ケーブルが断線している
- 電話機の電源コードが入っていない
- 電話の差し込み口に電話コードが入っていない
- 電話機の回線差込口に電話コードが入っていない
- 電話機と受話器の間の電話コードが入っていない
- 電話コードが劣化している
- 家の中の電話ケーブルが劣化している
この中に原因があるから、どこが悪いか分かる範囲で見てみよう。
電話機を買い替えても直らないこともあるから慎重に!
原因究明方法
まず、簡単なところから行きます。
●電源を入れてみましょう!
たまに「あらっ電源抜けてました」ってことがあります。
電源が入っても「ツー」音がしなければ●電話の差し込み口に電話コードが入っているか確認。
よくあるのが電話コードがちゃんと奥まで入っていないことがあるから「カチッ」と抜けなくなるまで入れましょう。
壁の差し込みが問題なければ今度は●電話機側の回線やLINEの端子にコードがちゃんと入っているか確認。
ここも奥までカチっと言うまで差し込もう。
まだ「ツー」音がしなければ●電話コードに劣化がないか見ましょう!
よくペットにかじられてボロボロな電話コードを見かけます。
もし予備があれば変えてみるのが有効。
あと稀にあるのが受話器の故障です。
もし予備の電話機があれば取り替えてみて症状が改善するかチェックできます。
全部見たけど駄目でした!
電話機の故障ですかね?
ちょっと待った!だね。
電話機を買い換えるのはまだ早いです。
回線そのものが故障している可能性もあるからまずは故障受付に相談しよう。
それでも直らなければ
色々試したけど改善しなければ故障担当に連絡します。
まず、故障番号が契約している回線事業者へ連絡。
故障・障害案内 | お電話でのお問い合わせ | おとくライン …
故障修理は有料の場合もあるので受付担当者に確認してから依頼しましょう。
電話機を買うのは一番最後!
故障担当に見てもらって初めて電話機自体の故障か判断できると思います。
故障原因を調べる前に「新しい電話機を買ったけど直らなかった」って話が多い。
まずは自分でチェック!その後、故障依頼し、駄目なら購入の順番です!
受話器から「ツー」音はするがボタン押しても相手に繋がらない
「ツー」音がしていれば電話局から受話器までの回線は基本的には問題ありません。
考えられる原因
- 電話機の回線種別の相違
- 電話機のボタンの不良
- 回線の不良
原因究明方法
この問題で一番多いのが電話機の回線種別設定です。
アナログ回線には「プッシュ」「ダイヤル」と二種類の回線がある。
まずご自身の回線契約が「プッシュ」なのか「ダイヤル」なのか。
もしわからなければ、さほど問題ではないので今の設定と逆の設定にしてみよう!
メーカーによって変更の仕方はぜんぜん違うから説明書を読むか、メーカーに問い合わせしてみてね!
大体の機種は↓
メニュー(機能)
↓
初期設定
↓
回線種別
↓
「プッシュ」or「20pps」「10pps稀にしか使用しません」
↓
決定
それか新しい機種なら「自動モード」もあるからそれでも良いです。
液晶がないタイプの電話機だと、側面とか裏側に切り替えスイッチがあるはず!
大半はこれで直る!
ちなみに電源入れ直したら回線種別が切り替わる機種もあります。
それでも直らなければ
これで直らなければ、まずは電話機の購入の前に故障点検を依頼しましょう!
先ほどとご同様で契約している事業者へ連絡する。
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電話機を買うのは一番最後!
「ツー」が聞こえていても家とは関係ないところで回線が混線していることも考えられるから、このケースも電話機の購入は最後にしよう。
故障担当者が「電話機の故障です」と判断したら購入しましょう!
受話器から「ザーザー」と雑音がひどい
故障の原因でよくなりやすいのが、この「ザーザー」の雑音。
受話器から聞こえ、相手にもこの雑音が聞こえます。
考えられる原因
- 電話機の故障
- 屋内の電話配線の絶縁不良
- 屋外の電話配線の絶縁不良
原因究明方法
まず試してももらいたいのが電話コードの抜き差しです。
これにより電話の差込口とコードの接触不良を改善するためです。
もし、予備の電話コードを持っていたら取り替えてみましょう。
電話コードの端子が腐食していたら改善します!
それでも直らなければ
これで直らなければ、考えられるのは電話の差込口が腐食、屋内配線の不良、劣化、及び屋外配線の不良になります。
こうなると一度電話機を購入する前に故障担当で悪いところを特定する必要があります。
雑音は大概腐食によりなることが多いので屋外の修理で直ることが多いです。
ご自分の契約事業者に連絡しましょう!
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大雨が降った日や湿気が多い日に雑音が入るケースはどこかで回線が腐食していることが多いです。
晴れが続くと雑音が直ってしまったりすることもある。
また、すぐダメになるけどね。
電話機を買うのは一番最後!
雑音の故障はあまり電話機の故障は少ないと思うけど、長年使っているとスピーカーの不良も考えられます。
まずは故障担当に点検してもらいましょう!
故障担当が「電話機の故障です」と判断したら購入しよう!
電話線が腐食する主な原因
電話線が腐食する主な原因は以下の通りです。
- 湿気: 高湿度や水分の侵入が腐食を引き起こします。特に、外部に設置された電話線は雨水や湿気にさらされやすいです。
- 電気的要因: 電流の漏れや短絡が発生すると、熱が発生し、これが腐食を引き起こすことがあります。
- 温度変化: 温度の急激な変化が材料にストレスを与え、腐食を進行させることがあります。
- 接触不良: 接続部分の接触不良が発生すると、局所的な熱や電流の集中が生じ、腐食を引き起こすことがあります。
特に宅内のモジュラージャックの金属端子は湿気などで経年劣化していることが多く錆びついていることが多い。
モジュラージャックが湿度の多い場所に設置されている場合は腐食になりがちです。
もちろん電柱などの接続点も同様のため、ご自分で判断できないケースもあります。
まとめ
まず固定電話が使えない症状を確認する。
- 受話器から「ツー」音がしない
- 受話器から「ツー」音はするがボタン押しても相手に繋がらない
- 受話器から「ザーザー」と雑音がひどい
ご自分で直せることもある。
- 電話機の電源コードが入っているか確認
- 壁の電話の差込口に電話コードが「カチッ」っと奥まで入っているか確認
- 電話機の差込口の回線ポートやLINEポートに電話コードが「カチッ」っと奥まで入っているか確認
改善しない場合は故障担当へ連絡しよう!
電話機の購入は故障担当に点検してもらってから!
すぐ電話機が壊れちゃったのかな?って思ってしまいました。
故障修理は大体が屋外側の原因が多いから、迷ったらまず回線事業者に相談するのがベスト!
屋外の回線故障だと事業者の故障起因だから修理代金もかからないことが多いからまずは連絡してみましょう!
ではまた!
他にも電話の仕組みを紹介した記事も書いてます!
気になる方はどうぞ。
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