最近よく耳にするようになったこの『IOT』という言葉。
ITじゃないの?IOT?はははっ・・・っと苦笑いしているあなた。
そんなあなたに『IOT』をわかりやすく解説していきます!
この記事を読めばIOTについて詳しく理解できます。
最近よく聞くよね『IOT』って言葉。
インターネットの新しいサービスとか?って感覚です。
ちょっとよくわからないな。
これからの時代の中心になる言葉だね。
これからの生活に関わってくることだから簡単に解説していくね!
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そもそもIOTって何ですか?
名前の意味
IOTとは「INternet of Things」の略。
物のインターネットと訳されて、読みはそのまま「アイオーティー」です。
IOTの歴史
「IOT」って言葉を使ったのは1999年、マサチューセッツ工科大学のAutoIDセンター共同創始者であるケビン・アシュトン氏です。
当時のRFIDによる商品管理システム(商品のバーコードを一枚一枚スキャンするのではなく電波信号で一括スキャンする技術)をIOTと呼びました。
当時からIOTの概念はありましたがそのテクノロジーを実現するための技術とコストが壁となり普及には至りませんでした。
IOTが一般的に認識され始めたのが2010年後半になってからで、背景にはIOTを普及させるためのテクノロジーの発展がありました。
2010年頃だとスマートフォンが流行り始めた頃だね。
この後、スマートフォンの爆発的な普及によりIT企業がIOTを活用した将来のスタイルに力を注ぎはじめます。
IOTで何ができる?
IOTの概要
先程の解説通りIOTは「物のインターネット」の意味です。
今までのインターネットではスマホ、PC、ゲーム機などが主流でしたが、今後今までインターネットに接続されてこなかった「物」がネットワークに接続されます。
IOTの定義は人により違うと思いますが、例えばエアコンをスマホで操作したり、家の鍵をスマホで解錠したり、外出中にお風呂の湯を溜めたりと、ネットワークにつながれば様々な操作が可能になります。
この技術は様々な産業で利用可能になるでしょう。
IOTの仕組み
IOTを構成するものとして代表的なものを上げます。
- デバイス
- クラウド
- ネットワーク
このIOTの仕組みを使って例を紹介します!
分かりづらいからエアコンがIOT化したらどうなるか説明するよ!
今までのエアコンは家に帰ってからリモコンでスイッチを押して、冷房とか暖房とか押してましたよね?
IOT搭載のエアコンなら何ができるか?何が違う?
まずエアコン内部にIOTセンサー(デバイス)が内蔵されています。
このセンサーは用途によって様々なセンサーがありますが、エアコンなら湿度、温度とかですかね。
このエアコンのIOTセンサーによりネットワークへエアコンのデータが送られます。
例えば外出先で自宅のエアコンを操作するには専用のアプリケーションなどを使って登録したエアコン端末を操作することが可能になります。
スマホのアプリケーションから自宅のエアコンに対してクラウドのサーバーに操作信号を送り、そのサーバーから自宅のエアコンのIOTセンサーのデバイスに操作信号が送信され、エアコン本体が稼働するってイメージです。
確かにこれなら動くよね!
いろんなことに利用できそう!
IOTの通信手段
IOTに使われる無線通信
IOTのシステムを実現するためには、ネットワークやインターネットに繋がるための無線ネットワークが必要不可欠です。
無線技術にはたくさんの方式が有るけど一般的にはLTE、5G、Wi-Fi、Bluetooth、NFCなどが一般的です。
ただ、この無線の場合は消費電力や電波の特性などの制約が多いことから、既存の規格ではニーズに応えることが困難になっています。
そこで低消費電力、広範囲な通信規格「LPWAN」を知る必要があります。
LPWANとは?
なぜIOTデバイスには低電力が必要なんでしょうか?
まずIOTの目的は離れたものや物の現状をデジタル化し通信することにありますよね。
これを実現するには物の搭載するIOTデバイスの電力が必要になります。
屋内の物の電力供給は容易にできますが、屋外などの物は電力が確保しづらい場所が多く存在してきます。
あらゆる場所でIOTデバイスを維持させるには極力低電力が必要とされるのです。
そこでこの「LPWAN」の登場です。
おさらいですがLPWANとは少ない電力で、長距離及び広範囲な通信を可能になる技術です。
LPWANって万能な感じがするね!
今後はWi-FiとかBluetoothとか必要なくなるのかな?
いやそうとも限らないね!
すべての無線規格には独自のメリットがあるから利用用途に応じて使い分ける必要がある。
通信距離とか、通信速度が異なるからね!
LPWANの特徴
使ったことがある人ならイメージしやすいが、Bluetoothの通信距離は大体10m程度ですよね。
LPWANなら約50Kmほどの通信が可能です。
えっ?50km!!
他のも特徴があり、この3点が挙げられます。
- 一回の給電で長時間稼働できる(容量の小さいバッテリーで年単位稼働する)
- 最大50kmの長距離通信が可能(山の上や郊外、海上、船舶など)
- 多くのデバイスに同時に接続可能(データ量は少量の送受信)
データ量が少量?
あんまり使えないんじゃないのかな?
IOTデバイスでは特に大きなデータの通信は行わないんだ。
その機器の状態など少量のデータのやり取りで済むからLPWANの接続でも問題ない。ちなみに通信速度は250Kbpsほどと言われてるね!
IOTを使った事例
医療の事例
出典:大塚製薬とNEC 脳梗塞再発抑制薬の毎日の服薬をアシストする服薬支援容器の共同開発に合意
IOTを活用して服薬支援の仕組みを大塚製薬が実現させています。
高齢者の人口が増加していく中、お薬の完全服用率は60%ほどと言われているそうです。
いい薬も処方どおりに服薬しなければ本来の効力が発揮できない!って悩みがありました。
この容器は服薬時間になるとLEDが自動点滅して患者に通知したり、錠剤の取り出しを検知し日時を容器のメモリーに保存。
そのデータをスマートフォンやタブレットへ通知してくれるIOT機能を搭載しています。
確かに飲み忘れを防止して、データで管理すれば完全服薬率は上がりますよね!
自動車の事例
出典:トヨタの路車間通信システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)
このトヨタの路車間通信システムは車がサービス対象の交差点へ近づいた際、対象エリアをアイコンで教えてくれます。
交差点で右折や左折をする際に、交差点に設置されている対象のセンサーが歩行者や見ずらい対向車を常に検知しています。
対向車や歩行者に気づかず右折や左折をした際に、車内の画面やブザーで警告してくれるともの。
また、対象交差点では信号機も検知していて、もし赤信号でスピードを緩めないで走行していたら、車内の画面やブザーで注意喚起してくれます。
今後、いろんなエリアで普及すれば交差点での巻き込みや衝突などが激減しそうですね!
農業の事例
出典:農林水産省 「農業新技術活用事例(令和元年度調査)」施設園芸の事例のうち「ICT制御によるキュウリの安定生産と軽労化」
福島県県北地方の「ふくしまからはじめよう。攻めの農業 技術革新伊達地域協議会」の取り組みを紹介します。
IOTの導入経緯は、施設栽培は露地に比べるとかん水作業が多く、適切な管理が求められる。
また、新しく農業を始める方や規模拡大を目指す方にとっては、この施肥とかん水の効率化が課題となっていた。
そこでIOTを導入し生産性と作業の軽減化を目指した。
導入後の効果は導入前と比較しかん水作業に要する労働時間及び労働費が約90%以上削減し、データに基づいた施肥が可能になり、窒素使用量と肥料代が約40%以上削減に成功した。
今まで人の手、目で管理していたところをIOTに置き換えるだけでこんなに効率が上がるのはすごいですね!
IOTの今後は?
IOTがどういうものかわかりました!
今後はどんな未来になっていくか想像がつきません・・・
そうだね!
物と物がつながれば考えられる物理の方法は可能になるかもね!
ただ、そのためのコストやセキュリティーは課題になっていくね。
IOT市場の規模
IT専門調査会社IDC Japan 株式会社は、2021年6月8日に国内IOTのインフラ市場予測を発表しました。
これによると、2021年の国内IOTインフラ市場の支出額は1285億円になる見込みです。
また2025年までの平均成長率は17.1%で2025年の支出額は2312億円になるとIDCは予想しています。
この予測を見るとIOT市場がこの数年でいかに急発展していくかがわかりますね!
今までにないサービス
今後は5G、AIの普及、進歩により様々なIOTデバイスが身近になると考えられます。
AIやIOTによる自動運転技術、IOTデバイスにより農作物の管理、物流の効率化、災害時の支援の最適化、防犯対策の強化、エネルギー最適化など考えられる最適化が実現できる技術です。
すでに国内外ではスマートシティなどの構築が進んでいます。
次世代都市により今後のビジネス展開の未来予想図になっていくことでしょう!
IOTの課題
IOTの特徴である「物と物がつながる」ってことは、必ずデータのやり取りが発生します。
この利便性の裏には情報の漏洩やハッキングのリスクがあります。
今までのインターネットと違い、すべてのIOTデバイスが情報を持つ時代になります。
正しいネットワークの構成やセキュリティ対策がされていないと悪質なサイバー攻撃に対応できません。
今後の課題の一つと言えます。
また、IOTを普及するにはデバイスの開発に膨大な時間と知識が必要になります。
通信知識、データ管理の知識、セキュリティの知識など様々な知識が広く必要になってきます。
人材を確保する面も課題の一つと言えます。
たしかに、普及させるにはたくさんの時間と労力が必要になるんだね!
常に経済は成長を求めるからね!
時代の変化で求められる人材も変化していくってことかな?
スマート家電、IOT家電を紹介
【取付カンタン、様々なドアに対応】
工事不要の後付け型スマートロックで、粘着テープを外し設置完了。3つのサムターンアダプターが付属され、土台アダプターも調節できます。指紋認証パッドは3M粘着テープでドアまたは壁に取り付けるだけで設置完了です。両方とも配線、工事不要で、ドアの外観と構造を破壊せず、楽に取り外すことができます。(※指紋認証パッドの方はネジで壁に固定することも可能。)
【オートロック】
指定時間内にオートロックします。外出時のカギの閉め忘れを確実に防げます。出勤時やお出かけ時、ふと、カギの閉め忘れへの心配がなくなります。
【6つの解施錠方法】
スマートロックと指紋認証パッドを設置すれば、重たい金属のカギを使わず、ドアを解錠できます。スマホで解錠、パスワードで解錠、指紋認証で解錠、カードキーで解錠、室内で音声コントロールで解錠など、多数の方法でドアを簡単に解錠できます。今までのカギのわずらわしさから開放されて、ドアの解錠はもっと安全に、もっと便利になります。(*一部解錠方法は、指紋認証パッドセット、ハブ製品が必要です)
【アプリ通知機能&履歴確認】
誰が、いつ、どんな方法でドアを開けるのか、専用のアプリ「SwitchBot」で簡単に確認できます。SwitchBotハブミニと併用し、ドアが開くと、すぐにスマホに通知が届きます。お子様、ご高齢の方の安全帰宅の時点も、ホテル?民泊の入居者の退室時間も簡単に確認取れます。(ハブ製品は必要、別売り))
【バッテリー残量をカンタン把握】
ドアを開けるたびに、指紋認証パッドのパネルに電源が表示されます。スマートロックまたは指紋認証パッドのバッテリー残量不足になったら、アプリより通知されます。バッテリーの残量がゼロになる前に、バッテリー交換を促します。(ハブ製品は必要
、別売り)
【指紋解錠で解錠は安全?安心】
指紋認証パッドは、一般のパスワード以外、指紋認証で解錠にも可能。備えているスウェーデンのPRECISE BIOMETRICSより開発された指紋認識アルゴリズムと生体認証装置は、汗かき?磨耗した指紋でもお子様の細い指でも素早く認識できます。指紋データはキーパッド本体ローカルログのみに保存、安全で信頼できます。(スマートロック単品は付属しておりません。)
【遠隔操作可能】
SwitchBotハブ製品と併用し、外出先からドアを解錠できます。家族がカギの持ち忘れ、友達などが家に来た場合は役に立ちます。遠隔操作の際に誤操作を避けるため、二段階確認が必要です。(ハブ製品は必要、別売り)
【SwitchBotシリーズと連携】
SwitchBotシリーズ製品と併用すると、ドアの解錠だけではなく、おうちのスマートホーム化が簡単に実現!帰宅時に、ドアを解錠した瞬間テレビ、エアコンやシーリングライトなど自動でオンします。(ハブ製品は必要、別売り)
製品名
SwitchBotロックセット
※遠隔操作の場合はハブ製品が必要なので注意が必要です!
1台で、赤外線リモコンと、温湿度センサーなどの機能をまとめるスマートハブ
・100万台出荷数を突破したハブミニの上位機種で、ハブミニの全機能を継
・温湿度センサーをケーブルに搭載し、より正確に温湿度の情報を獲得
・温湿度をいつでも本体から確認できる
・Type Cのインターフェースにアップグレード
・光センサーを搭載し、光をトリガーとして使える
・シーンを制御できるボタンを本体に二つで搭載
■ 外出先からスマホでシーリングライトを操作可能
Wi-FiとBluetoothモジュールを搭載しているため、ハブ不要でWi-Fiと直接に繋げられます。
外出先からアプリでシーリングライトの状態を確認可能。照明を消し忘れた時、スマホでオフにできます。
工事が苦手な方でも手軽に導入でき、簡単で快適なスマートライフを楽しめます。本体はカーテンの裏に隠れ、お家のインテリアに馴染みやすいです。
様々な操作方法
Touch&Go・アプリ操作。手で軽くカーテンを引くといち早く動きを感知し、動かしたい方向に自動的にカーテンを開け閉めしてくれます。なお、いつでもどこでもアプリから開閉を操作・確認できます。(*ハブシリーズと連携すれば操作距離制限なし。)専用リモートボタン(別売り)でも操作可能です。
日差しを感知して自動で開閉&タイマー設定
光センサーを内蔵しており、日差しを感知して自動で開閉できます。作動音に影響されなく、スッキリした朝を迎います。睡眠リズムを整え、健康なライフスタイルをお手伝いします。もちろんタイマー設定も可能です。
スマートスピーカーと連携すれば更に便利
SwitchBotハブシリーズと併用すると、スマートスピーカーの音声操作でSwitchBotカーテンを操作することも可能です。 Amazonアレクサ、Googleアシスタント、Siriショートカット、IFTTT、LINE Clova(Beta)に対応可能です。お忙しい朝でもスマートに効率よく。
ソーラーパネルで充電
オプションのソーラーパネルを取り付ければ太陽光で充電可能です。1回のフル充電で最大8か月使用可能となります。
最後に
IOT時代について解説しました!
いやー面白い時代になってきましたね。
一昔前には思いもしなかった技術。
物のデータを管理する時代、AIにより作業の効率化、人口労働の削減。
これからの5年10年の経済の変化は大きく変動してくのが見えますね!
ではまた!