ISDN回線の開通工事やひかり電話のオフィス工事などでよく耳にする【ダイヤルイン】って言葉。
イマイチちゃんと理解してないんだよなって方へ簡単に解説します!
この記事を読めば【ダイヤルイン】が理解できます!
オフィスの電話工事とかでもNTTの回線はダイヤルインでお願いしますって言われるけど、なんでダイヤルインが必要なのかよくわかりません。
そもそもダイヤルインってなんですか?
NTTの開通工事とかでも他社ビジネスフォンへダイヤルインで電話回線を渡すことって多いよね。
ダイヤルインについて簡単に説明します!
- 手掛けた光工事、電話工事年間1000件以上合計2万件以上
- 工事担任者総合種取得
- 光回線、電話回線、ネットワーク、最新技術のことならお任せください!
ダイヤルインとは?
ダイヤルインとは、電話回線1つで複数の電話番号を取得するサービスで、着信先の電話番号を通知します。
ダイヤルインの仕組み
ほとんど家庭用の固定電話は1回線契約で1番号利用が一般的だと思います(アナログ回線、ひかり電話等)。
しかしダイヤルインのサービスを利用すれば1回線契約で複数の電話番号を取得することが可能。
オフィスなどフロアでは多数の部署が存在し、担当ごとに電話番号を割り振ることが効率的で、お客様相手にも応対の効率化が図れます。
そこで利用するのがダイヤルインサービス。
このダイヤルインを利用し各電話機へ割り振りしてくれるのが主装置です。
オフィスなどのビジネスフォンと呼ばれる多機能電話機には主装置やPBXと呼ばれる本体が存在します。
主装置が各電話機を管理しているってこと?
主装置やPBXで電話機の鳴動や番号の割り振りをしているね!
ダイヤルインは回線に対して着信するのではなく、電話番号が着信先に通知されるサービスです。
主装置やPBXで電話番号の着信先を指定してなければダイヤルイン番号はかかりません。
主装置やPBXで電話番号の設定をして始めて着信がかかるようになる。
だからISDN回線やひかり電話オフィスの電話回線はダイヤルインが主流なのね!
結局、主装置側で番号の割り振りをするからダイヤルインを使用することになる。
また、実回線がそんなに必要なく多くの番号が必要な場合はダイヤルインがベストな選択になるよね!
PBXとは?
PBX(Private Branch Exchange)とは、企業や組織内で使われる電話システムの一種です。主に以下のような特徴があります:
- 内線通話: PBXを使うことで、同じ会社内の電話同士で直接通話が可能になります。外部からの電話を内線で転送することもできます。
- 外部通話の管理: PBXは、外部の電話回線を管理し、内線から外部に電話をかける際の接続を行います。
- 機能の拡張: 留守番電話、電話会議、転送、音声メールなど、さまざまな機能を持っていることが多いです。
- コスト削減: 内部の通話は無料で行えるため、通話料を削減できる場合があります。
最近では、クラウドベースのPBXも増えており、インターネットを通じて運用されるものも多くなっています。
クラウドPBXとは?
クラウドPBXとは、インターネットを通じて提供される電話システムのことです。従来のPBXと異なり、ハードウェアや設備を自社で持つ必要がなく、クラウド上で管理されるため、以下のような特徴があります:
- 低コスト: 初期投資が少なく、月額料金で利用できるため、特に中小企業にとって経済的です。
- スケーラビリティ: 利用者数や機能を簡単に追加・変更できるため、ビジネスの成長に合わせて柔軟に対応できます。
- アクセス性: インターネットさえあれば、どこでも電話機能を利用できるため、リモートワークや出張時にも便利です。
- 多機能: 留守番電話、音声メール、通話転送、電話会議など、多様な機能が備わっていることが一般的です。
- メンテナンス不要: システムの保守や更新はサービス提供者が行うため、企業側の負担が軽減されます。
このように、クラウドPBXは柔軟で便利な電話システムとして、多くの企業に利用されています。
代表ダイヤルインとは?
では1回線でダイヤルイン10番号の契約だとどうなるか?
当然、1回線契約ってことは電話機が10台あって10番号の電話番号を取得していても、1回線が話中なら他の9台は発信も着信も出来ません。
通話できる外線契約回路が1回線ですからね。
こんな使い方をしている企業はほぼないと思います。
では一般的な使い方をするにはどうするか?
代表ダイヤルインを使います。
例えば電話2回線で電話番号4番号契約で代表ダイヤルインなしの場合は電話回線ごとに着信や発信を行うため、電話1回線2番号が2セットあるイメージです。
これだと、結局1回線分しか使えません。
ではこの電話2回線を代表ダイヤルイン契約(ひかり電話はHGWや主装置で設定できる)すると、常に2回線は4台の電話機が利用でき、着信も4台に鳴動する事ができる。
代表とは回線を束ねるイメージです。
アナログやISDN回線で複数回線を扱うなら代表組や代表ダイヤルインが主流かな?
ひかり電話は契約で回線数も選べるから、後はHGWや主装置側で代表組のようなグループを設定して発信、着信の振り分けを行うことができる。
まとめ
ダイヤルインサービスは回線数を増やさなくても電話番号が増やせるため、契約回線などのコストの削減も魅力ですよね。
その企業の人数、部署などに合わせて電話回線数、番号数を見極めて契約するとやはり回線数より、電話番号の本数のほうが多くなるものです。
ダイヤルインはそのためのサービスです。
ダイヤルインは1契約で複数の電話番号を追加できる。
着信先に着信番号情報を通知する。
この2点を理解できればOKです!
ひかり電話の仕組みを知りたいよーって方はこちらの記事も参考に!
ではまた!
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