着信の際、コールが早鳴りする。
この現象は電話機を変えたり、新規で電話工事をしたり、網サービスの契約内容を変更した際に起こる現象。
原因と解決方法を解説します。

コール音がプルル、プルルってすごく速く鳴っています。
受話器をとっても通話になりません。


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原因はナンバーディスプレイ
電話回線の契約時にナンバーディスプレイを契約しているはずです。
ナンバーディスプレイ契約とは、かけてきた相手の電話番号が、電話に出る前に電話機などのディスプレイに表示されるサービスのこと。
このサービスを使えば相手が市内、市外、非通知、フリーダイヤルとかがわかって便利ですよね。
番号によっては電話に出ない選択もできる。
ナンバーディスプレイの仕組み
仕組みを知りたいなって方に。
発信回線(通話相手)の電話番号や携帯電話番号などの情報を通話する前に契約者の回線を通じて、相手の電話機などにモデム信号を送出します。
着信がきたら電話機などの情報受信アダプタが起動。
受けたモデム信号の情報を処理しディスプレイに番号を表示、呼び出し音がなる仕組み。
ナンバー・ディスプレイのメリット
ナンバーディスプレイサービスの契約には、いくつかのメリットがあります。
以下に主な利点を挙げます。
- 発信者の確認: 電話が鳴った際に、発信者の電話番号や名前(登録されている場合)を確認できるため、誰からの電話かを事前に知ることができます。これにより、重要な電話を見逃すリスクが減ります。
- 迷惑電話の回避: 知らない番号や迷惑電話の発信者を識別しやすくなり、必要のない電話を避けることができます。
- プライバシーの保護: 自分の電話番号を非公開にしている場合でも、ナンバーディスプレイを利用することで、相手に自分の番号を知られずに電話をかけることができます。
- 電話の管理: 電話の履歴を確認することで、過去にかかってきた電話を管理しやすくなります。特にビジネスシーンでは、顧客や取引先からの電話を把握するのに役立ちます。
- 安心感: 知らない番号からの電話がかかってきた場合でも、ナンバーディスプレイがあれば、どのような電話かを判断しやすく、安心感を得られます。
- 緊急時の対応: 緊急の電話がかかってきた場合、発信者の情報をすぐに確認できるため、迅速に対応することが可能です。
ナンバーディスプレイは、特にビジネスや家庭での電話利用において、便利で安全なコミュニケーションをサポートするための有用なサービス。
なぜ速く鳴る?
アナログ電話の場合、電話の呼び出し音を鳴らす前にナンバーディスプレイを表示させる必要がある。
その為、交換機からの通常の呼出信号は1秒ONの後、2秒OFFの間隔で送られてくるがナンバーディスプレイを契約していると呼び出し音を鳴らす前に番号を表示させたいため、呼び出し信号は0.5秒ON、0.5秒OFFで送られてきます。
この環境の中、電話機にナンバーディスプレイ機能が搭載されていない機種やナンバーディスプレイ機能をONにしていない機種をつけると呼出信号を電話機が判断しプルル、プルルと早く鳴ってしまいます。
この信号はナンバーディスプレイを表示させるための呼び出し音なので通話にはならないのです。
解決方法
まず電話機がナンバーディスプレイ対応機種か確認してみましょう。


こんなマークが電話機に表示してあります。
もともと液晶がついてない電話機は使えませんよ。
黒電話とか900Pとか。
もし対応機種でなければ交換しましょう。
対応マークがあるのに番号表示しない方はナンバーディスプレイの設定がOFFになっています。
ONにすれば解決します。
取り扱い説明書を読み、電話機で設定をお願いします。
ナンバーディスプレイは必要ない
契約した記憶がない。
ひかり電話のプランによってはセットで契約が入ってる可能性があります。
もし不要な場合は契約事業者へ連絡して解約をしましょう。
その他の追加サービス
契約事業者によって異なるが、ナンバー・リクエストやキャッチホン、着信転送、迷惑電話お断りサービスなど様々なサービスがあります。
いずれもオプションサービスになっていることがあるのでご自分のプランに合ったサービスを選びましょう。
まとめ
着信時の速鳴りはナンバーディスプレイ契約時の電話機側の受信アダプタの未反応時に起こる現象です。
解消方法は、電話機のナンバーディスプレイ機能をONにする。
ナンバーディスプレイ機能がない電話機であれば電話機を変更する。
そもそもナンバーディスプレイの契約が不要ならば契約事業者へ解約を連絡する。
上記の3点で解消します!
ではまた!

