光工事をしているとお客様から「光ケーブルはどのくらいで駄目になってしまうのか?」との質問をいただくことがあります。
そこのところの疑問について、この記事では『光ケーブルの経年劣化について』書いていきます。
新築で光回線にしたけど、数年で駄目になったりしないですよね?
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光ケーブルの耐用年数について
戸建てなどの場合、光回線は架空光ファイバを使用します。
この架空光ファイバとは架空布設用に支持線とケーブル本体を一体化した光ファイバケーブルです。
耐用年数は約15年〜20年と言われています。
しかし、実際の物理的耐用年数は敷設状況や環境によって異なる。
光ケーブルの経年劣化の原因とは?
光ケーブルの経年劣化は様々な要因が考えられます。
- 温度の変化
- 湿度と水分
- 機械的なストレス
順番に見ていきましょう。
温度の変化
温度の変化によって架空光ファイバは伸縮します。
これによってファイバー自体や接続部分にストレスを与えることがある。
湿度と水分
高湿度の環境では湿度の高い空気中にある水分が架空光ファイバに侵入する可能性がある。
また、雨などによって水分がファイバのコネクタに付着し光信号の損失に影響する可能性もあります。
機械的なストレス
架空光ファイバには引張ストレスが加わります。
電柱間などで長距離に渡って張力が加わることにより、光ファイバの内部の繊維などに力が加わり物理的な損傷などが生じる可能性があります。
ただ、架空光ファイバは支持線が入っているので、この支持線が切れない限りはケーブルへの負担はあまりないと言えます。
一番多いのが屈曲ストレス。
光ファイバは急な曲げや過度な曲げに弱く、電柱ではカラスやリスなどに光ファイバが曲げれて断線することがあります。
実際のところは?
現場を20年近く経験している私から言うと、耐用年数は20年前後の印象。
経年劣化の殆どが地域の環境によります。
架空光ファイバは比較的風や雨には強く、よほどの強風や豪雨でなければ影響は受けません。
逆に、リスやカラスや台風などで物理的な損傷がない限りは20年近く使える印象です。
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光ファイバは約15年から20年近く利用できます。
実際に我が家も光ファイバーを敷設してから15年経ちますが、まだ一度も故障しておりません。
直接光ケーブルを損傷することがなければ20年は持つのでは無いでしょうか?
今回はそんな疑問を記事にしてみました。
ではまた!
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